チェリー~君が呼ぶ、あたしの名前~
……………
「最近なんかご機嫌だよね、亜弥」
マックシェイクを飲みながら、意味深な笑顔で知恵が言った。
横から「え、何々」と春樹も突っ込む。
「別に、何もないってば」
流石にマモルの事は言えずに、あたしはコーラに口をつけた。
「あぁやしいな~ぁ」と呟くバカップル。あたしはすました顔で、「何でもなーい」と言った。
学校帰りのマック。今日はあたしと知恵、春樹の三人だった。
この二人だけは佐倉さんの事を知っているから、一緒にいて楽だった。
あえて気を使わなくてすむから。
「最近どう?」
「佐倉さん?普通だよ。いつもと同じ」
知恵がこう聞く時は、決まって佐倉さんのことで。
「まだ続いてんの?佐倉さんと」
「…悪い?」
「悪いだろ、明らかに」
「ちょっと春樹、」とたしなめる知恵。でも、春樹の言うことは最もだ。
「いい加減、やめたら?」
「そんな簡単にやめれたらやめてるよ」
「だって絶対佐倉さん、亜弥のこと都合いい女って思ってるよ。」
「…佐倉さんはそんな人じゃない」
「そう?だってマジで亜弥のこと愛してたら、奥さんと別れるだろ」
別れないのがいい証拠と言う春樹に、あたしは返す言葉が見つからない。
「最近なんかご機嫌だよね、亜弥」
マックシェイクを飲みながら、意味深な笑顔で知恵が言った。
横から「え、何々」と春樹も突っ込む。
「別に、何もないってば」
流石にマモルの事は言えずに、あたしはコーラに口をつけた。
「あぁやしいな~ぁ」と呟くバカップル。あたしはすました顔で、「何でもなーい」と言った。
学校帰りのマック。今日はあたしと知恵、春樹の三人だった。
この二人だけは佐倉さんの事を知っているから、一緒にいて楽だった。
あえて気を使わなくてすむから。
「最近どう?」
「佐倉さん?普通だよ。いつもと同じ」
知恵がこう聞く時は、決まって佐倉さんのことで。
「まだ続いてんの?佐倉さんと」
「…悪い?」
「悪いだろ、明らかに」
「ちょっと春樹、」とたしなめる知恵。でも、春樹の言うことは最もだ。
「いい加減、やめたら?」
「そんな簡単にやめれたらやめてるよ」
「だって絶対佐倉さん、亜弥のこと都合いい女って思ってるよ。」
「…佐倉さんはそんな人じゃない」
「そう?だってマジで亜弥のこと愛してたら、奥さんと別れるだろ」
別れないのがいい証拠と言う春樹に、あたしは返す言葉が見つからない。