【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜

***

彼女を車に乗せた俺は

そのまま俺の自宅マンションへと

連れて行くと

彼女をバスルームへ連れて行き

シャワーを浴びるように伝えた。

寒かっただろうし

顔全体も泣いて相当痛いはずだ。

あのままで聞くのは彼女にも酷だから

洗い流してサッパリした方がいい。


その間俺は夕食を用意した。

作り置きのシチューだが体は温まる。

後は簡単に出来るパスタにした。

準備出来た頃、タイミングよく

彼女がリビングに戻って来て

一緒に夕食を摂った。

シャワーで、血色が良くなって

まだ若干顔は泣き腫らした痕が残るが

素顔も十分可愛くて

やっぱり美しいと思う。

俺のマンションで

まさか俺の作った夕食を

彼女が食べるなんて誰が想像した事か。

でも、美味そうに食べる

美しい彼女がこの空間にいる事が

俺には凄く嬉しかったりもした。

だって、俺は本当は

この日は嫌いなのだから…。

だけど、さっき駅で彼女に会ってから

何だか俺の中で日本酒も焼酎も

すっかり忘れていた。



彼女は本当に美味そうに食べた。

俺も食べ進めながら

彼女のその顔に少し安心した。



でも、後で話を聞かないといけない。

何があったのか聞かないとわからない。

泣かせてしまうかもしれない。

嫌な光景を思い浮かばせてしまう。

でも、ちゃんと聞いてやりたい。

俺が受け止めてやるから

力になってやりたいから。


そんな想いで俺も夕食後に

シャワーを浴びに行った。



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