【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
頭痛薬を飲んで
午後からは何とか順調に業務をこなし
午前の遅れを取り戻した。
定時まであと1時間というところで
課長のデスクの内線が鳴った。
電話に出た課長は相手と会話をして
『はい。すぐに伺わせます。』
と、言って電話を切った後
「…野村さんちょっと。」
と、私を呼んだ。
「どうかしましたか?」
私は課長の前に立った。
「…ああ、野村さん。
申し訳ないが、営業1課と2課の
パソコンがフリーズしてるそうだ。
今すぐ復旧をお願いしたいとの事だ。
緊急を要するらしいから
頼まれてくれないか?」
営業1課と2課…。
…氷室部長の部署。
もし、部長が…彼がデスクにいたら
今の状況は大変気まずい…。
昼休みに社食で目を逸らして
素通りしちゃったから…。
…でも、仕事だ。
もうすぐ定時なのにフリーズでは
誰かわからないけど困るのは確か。
「…どうかしたか?
朝も真っ青だったらしいが…。
大丈夫か?」
黙って固まっている私を見て
課長が首を傾げながらジロッと見た。
私は“ハッ”と我に返って
「…あ…いえ!何でもないです。
営業1課と2課ですね…。
…わかりました。」
課長に背を向けた私は
ファイルを持ってオフィスを出ると
エレベーターに乗って
営業部の階のボタンを押した。
***
「…失礼します。
システム部の野村です。
トラブルのパソコンはどれですか?」
営業1課に入った私は
柴田主任に話しかけた。
「…ああ、野村さんごめんね。
ここのパソコンなんだ。」
指差されたパソコンは
氷室部長のデスクに近い場所だった。
しかも、彼はデスクで仕事中だった。
私は深呼吸をすると
「…わかりました。見てみます。」
席に着くと
パソコン画面をチェックし始めた。
“チラッ”と一瞬視線を向けられたけど
集中している振りをして
チェックを続けた。
数分後、氷室部長は
書類を持ってオフィスを出た。
その後無事に復旧させ
2課も同様に復旧させた。
1課と2課からお礼を言われ
一礼して私はオフィスを出た。
結局、彼は戻って来なかった。
でも、少し安堵の気持ちだった。
午後からは何とか順調に業務をこなし
午前の遅れを取り戻した。
定時まであと1時間というところで
課長のデスクの内線が鳴った。
電話に出た課長は相手と会話をして
『はい。すぐに伺わせます。』
と、言って電話を切った後
「…野村さんちょっと。」
と、私を呼んだ。
「どうかしましたか?」
私は課長の前に立った。
「…ああ、野村さん。
申し訳ないが、営業1課と2課の
パソコンがフリーズしてるそうだ。
今すぐ復旧をお願いしたいとの事だ。
緊急を要するらしいから
頼まれてくれないか?」
営業1課と2課…。
…氷室部長の部署。
もし、部長が…彼がデスクにいたら
今の状況は大変気まずい…。
昼休みに社食で目を逸らして
素通りしちゃったから…。
…でも、仕事だ。
もうすぐ定時なのにフリーズでは
誰かわからないけど困るのは確か。
「…どうかしたか?
朝も真っ青だったらしいが…。
大丈夫か?」
黙って固まっている私を見て
課長が首を傾げながらジロッと見た。
私は“ハッ”と我に返って
「…あ…いえ!何でもないです。
営業1課と2課ですね…。
…わかりました。」
課長に背を向けた私は
ファイルを持ってオフィスを出ると
エレベーターに乗って
営業部の階のボタンを押した。
***
「…失礼します。
システム部の野村です。
トラブルのパソコンはどれですか?」
営業1課に入った私は
柴田主任に話しかけた。
「…ああ、野村さんごめんね。
ここのパソコンなんだ。」
指差されたパソコンは
氷室部長のデスクに近い場所だった。
しかも、彼はデスクで仕事中だった。
私は深呼吸をすると
「…わかりました。見てみます。」
席に着くと
パソコン画面をチェックし始めた。
“チラッ”と一瞬視線を向けられたけど
集中している振りをして
チェックを続けた。
数分後、氷室部長は
書類を持ってオフィスを出た。
その後無事に復旧させ
2課も同様に復旧させた。
1課と2課からお礼を言われ
一礼して私はオフィスを出た。
結局、彼は戻って来なかった。
でも、少し安堵の気持ちだった。