【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
エレベーターの前に立ち
扉が開くのを待つ。
時計を見るとちょうどいい時間。
やっと花菜子と話が出来る。
少しホッとしてきた。
花菜子の旦那さんの菊田さんは
今年の秋に課長昇進が約束されている。
そして、彼女の経理部も
一昨年の出来事以来
新しい部長が就任してから
綿貫主任は経理部長に気に入られて
今の課長以上に
リーダーシップを取っているとかで
来年春あたりに
課長昇進が有力視されていている。
花菜子はもう終わったかな?
私はエレベーターが停まるのを待った。
そして、扉がゆっくり開いた。
誰かが乗っているのに気づき
右によけようとした時
「……!!」
私は目を見開いた。
言葉が出なかった。
乗っていたのは氷室部長だった。
「「……。」」
お互いに目を見開いたが
私には後ずさりする余裕もなかった。
すると
周囲をチラリと見た彼が
私の腕を無理やり引っ張ると
エレベーターの中に入れて
『閉』と別の階のボタンを押して
無理やり扉を閉めた。
エレベーターが動き出すと当時に
私はファイルを持ったまま
彼にきつく抱き締められた。
私の顔が彼の胸に押し付けられて
息ができないくらいギュッと
抱き締められた。
残暑がまだ続くこの季節
ジャケットは脱いでいても
ワイシャツ姿の彼の私を抱き締める腕は
熱を帯びたように熱かった。
ネクタイとネクタイピンは
私がプレゼントした物だった。
どこまで行くの?
彼は私を離してくれない。
苦しいけど、声が出せない。
誰か来たらどうするんだろう?
この態勢は確実に気まずい。
押し返そうと思っても
ファイルを抱えている手は
自由が効かない。
運良く?誰も乗ってこなかった
エレベーターはやがて
どこかの階で停まった。
エレベーターの扉が開き
私の体を離した彼は肩を抱き寄せて
普段誰も利用しないフロアに
私を無理やり降ろした。
そして、資料室の扉を開けた
彼は私の肩を抱き寄せたまま
部屋に入って扉を閉めると
“ガチャ”
内側から鍵まで閉めた。
扉が開くのを待つ。
時計を見るとちょうどいい時間。
やっと花菜子と話が出来る。
少しホッとしてきた。
花菜子の旦那さんの菊田さんは
今年の秋に課長昇進が約束されている。
そして、彼女の経理部も
一昨年の出来事以来
新しい部長が就任してから
綿貫主任は経理部長に気に入られて
今の課長以上に
リーダーシップを取っているとかで
来年春あたりに
課長昇進が有力視されていている。
花菜子はもう終わったかな?
私はエレベーターが停まるのを待った。
そして、扉がゆっくり開いた。
誰かが乗っているのに気づき
右によけようとした時
「……!!」
私は目を見開いた。
言葉が出なかった。
乗っていたのは氷室部長だった。
「「……。」」
お互いに目を見開いたが
私には後ずさりする余裕もなかった。
すると
周囲をチラリと見た彼が
私の腕を無理やり引っ張ると
エレベーターの中に入れて
『閉』と別の階のボタンを押して
無理やり扉を閉めた。
エレベーターが動き出すと当時に
私はファイルを持ったまま
彼にきつく抱き締められた。
私の顔が彼の胸に押し付けられて
息ができないくらいギュッと
抱き締められた。
残暑がまだ続くこの季節
ジャケットは脱いでいても
ワイシャツ姿の彼の私を抱き締める腕は
熱を帯びたように熱かった。
ネクタイとネクタイピンは
私がプレゼントした物だった。
どこまで行くの?
彼は私を離してくれない。
苦しいけど、声が出せない。
誰か来たらどうするんだろう?
この態勢は確実に気まずい。
押し返そうと思っても
ファイルを抱えている手は
自由が効かない。
運良く?誰も乗ってこなかった
エレベーターはやがて
どこかの階で停まった。
エレベーターの扉が開き
私の体を離した彼は肩を抱き寄せて
普段誰も利用しないフロアに
私を無理やり降ろした。
そして、資料室の扉を開けた
彼は私の肩を抱き寄せたまま
部屋に入って扉を閉めると
“ガチャ”
内側から鍵まで閉めた。