【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
「……正直、ビックリしてる。
でも……おめでとう!
あの…菊田係長さんは何て?
結婚……するんだよね?」

花菜子の彼氏の

菊田英慈(きくた えいじ)さんは

Sコーポレーションの取引先にあたる

T社の係長さんで

私達より6歳年上の28歳。

花菜子が中学生時代に通っていた塾で

アルバイト講師をしていた

当時大学生の菊田さんのクラスの

教え子の一人が花菜子だった。

高校合格と同時に花菜子は塾を辞め

菊田さんともそれっきりで

特に何事もなく数年が経ったものの

短大2回生の時

同級生達がセッティングした合コンに

参加を頼まれた花菜子と

同じく会社の部下に頼まれた

菊田さんが偶然再会した事で

お互いを思い出して意気投合したのが

お付き合いのキッカケになった。

お付き合いの期間は

私と満君と同じ1年半だけど

花菜子は妊娠したから

デキ婚と言う事だよね?

でも、聞いていいのかわからず

恐る恐る尋ねると

「…ありがとう。
順番は逆になったけど
結婚…するよ。
陽性反応が出た時に
彼も最初はビックリしてた。
でも、正式に妊娠がわかって
凄く喜んでくれた。」

「…そっかぁ。」

「で、妊娠がわかる前に
一応プロポーズみたいな事は
言われてたけど
昨日、改めてプロポーズされたわ。
双方の両親にも電話した。
今週末に2人で報告と
順番が逆になった事の謝罪と
結婚のお許しを貰いに行くわ。
未入籍のまま母子手帳を貰いに
行くのは彼がダメだからって
言うから…早ければ
挨拶行った後すぐにでも
入籍だけは済ませるつもり。」

花菜子はアッサリと答えてくれた。
< 51 / 320 >

この作品をシェア

pagetop