【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
満君は一瞬だけ目を見開いたけど

申し訳なさそうな表情に戻ると

「……本当にごめん。
不安がってるのわかっていながら
説明が足りなかった。
余計に不安にさせて
嫌な想いさせたな…ごめん。
氷室部長に二度も叱られた時に
いかに軽率だったか
改めて思い知ったよ。
謝るのが遅れた事も
悪かったと思ってる。
…もう…しないから。」

と、再び謝ってきた。

本当は言いたくないけど

ちゃんと聞いておきたい。

ちゃんと伝えておきたい。

「…氷室部長に言われたから
仕方なく謝ってるワケじゃないよね?」

「…それは絶対ない!!」

良かった。

否定してくれた。

「…本当にもうしない?
本当に悪かったと思ってる?」

「…勿論だよ。」

満君は私の左手に自分の手を重ねた。

「…話を聞いた時、私…凄く傷ついた。
ショックだったよ…。
事情が事情なら
相談してくれたら
『行って来ていいよ。』
って、私は言ったんだからね。
満君を信じて送り出せたんだからね。」

「……ごめん。本当に。
もうしないから…本当に。」

何度も謝ってくれる満君を見た私は

「…わかった。もういいよ。
だけど…私を不安にさせないでね。」

と言って

満君の謝罪を受け入れた。

手を重ねたまま

「…羽美花、ありがとうな。」

と、満君は安堵の表情を浮かべると

私の手を軽くキュッと握って

「……愛してる。
ずっと…一緒にいような?」

と、私を見つめながら愛を囁いた。

「…私もだよ…満君だけ。
だから…不安は嫌だよ。」

と、私も満君を見つめた。


その後、私達は

おいしい料理に舌鼓を打って

最近ゆっくり会えなかった分

たくさん会話をした。


…….この日の夜。


満君は私のアパートに泊まった。






















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