【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜

木曜日当日。

定期預金の手続きで

金融機関に行きたかった私は

ちょうど目処がたっていた

午後に半日休暇を取る事にした。

帰る際に花菜子や亜美ちゃんから

「…また、いい報告待ってるね!」

と、笑顔で言われて

私も笑顔で手を振って会社を後にした。


その後、金融機関を出て

近くのカフェで

軽い昼食を済ませた私は

自宅アパートに戻ると

バッグに着替えを詰め始めた。


今日、満君は出張。

帰りは夜遅くなる。

泊まるのは本当は明日の夕方。


でも…今日行っちゃおうと思った。

夜遅くても待っているから

出迎えてあげたいし

明日も休日出勤でいないのは

わかっているけど

朝食を作ってあげたりしたいし

満君のマンションで

昼間はのんびりと料理を作ったり

足りない食材は買いに行けるし

読書やテレビを見て待っていればいい。

今までもそうしてきたから

別に退屈なんて事はない。


だって、会いたいんだもん…。

ほんの一日でも早く…。

ギュッと抱き締めて欲しいんだもん。

キスして欲しいんだもん…。

ゆっくり会えるなんて久しぶりで

クリスマスを一緒に過ごせる。

嬉しくて楽しみで

やっぱり早く行きたくて

荷物を詰める手にも気合いが入る。

ちゃんと、忘れずに

クリスマスプレゼントも入れた。

気に入ってくれるかな?

花菜子や亜美ちゃんが望んでる

満君からのプロポーズが

本当にあるといいな…。

少しハニカミながら

荷物を詰め終えると

雑誌を読んだり、少しウトウトした。

あっと言う間に時間は過ぎた。

冬の夕方はすぐに外が暗くなる。

満君には既にメールを送っていたけど

まだ返事は来ていなかった。


何か軽く食べようかな…。

そう思っていた時

RRRRR……。

私の携帯が鳴った。



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