【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜

この着信音は…友人専用。

しかも…私の携帯にかけてくるのは

ほとんど、花菜子しかいない。

画面を見たら、やっぱりそうだった。


どうしたんだろう…?


私は通話ボタンを押した。

「…もしもし?花菜子?」

「…もしもし….…羽美花?」

花菜子の声が少し暗い。

少し震えているようにも感じた。

「…花菜子?どうしたの!?」

そう聞いた私に

「…羽美花。
もう…笠置主任に…会った?」

と、花菜子が妙な事を聞いてきた。

確かに…今日行ってみようかなと

花菜子には話した事はあった。

いまだに満君から

メールの返事は来ないけど

移動中なのか、まだ出張先で

出られないのかもしれない。

でも、私は満君から

合鍵が貰っているからいつでも行ける。

「…まだ、返事は来てないけど
今から行こうと思っていたんだ。」

私がそう言うと

「…羽美花…あのね。
笠置主任が…。」

と、花菜子が再び

満君の名前を口にした。

「…どうしたの?花菜子。
さっき『満君に会った?』とか
聞いてたけど、満君がどうかしたの?
『今日は出張で夜遅い。』
って言ってたのは
花菜子も知ってるでしょ?」

と、私が言った途端

「…どうやら、違うみたいなの。
笠置主任…今…多分…。

…豊島さんと一緒にいるらしいの。

…浮気してるかもしれない。」

と、花菜子が

信じられない言葉を投下した。



「……えっ!?どう言う事!?
ねぇ…!!ねえってば!!
どう言う事!?花菜子!!」

私に動揺が走った。






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