A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「ふふふっ・・・」


 彩は、左手の中の桜貝を握り締めた。


「じゃあ・・・遊ぼうか」


 ザザザーッと、木々の葉が揺れた。
 彩が振り向くと、その一角だけ、開けた場所だった。


『ダメですよ、言うことを聞いて貰わねば』


 そこには、困ったようにそう言っている中年の女性がいた。
 暗闇の筈なのに、まるでそこにだけスポットライトが当たっているように、その光景がよく見えた。
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