A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「諒くん・・・」
「仕方ねぇよ。美樹本人の意思で力を使ったの、今回が初めてなんだからな」


 美樹は、諒の言葉を聞きながら、あの学校の屋上にいたアヤカシに押さえつけられた時の事を思い出していた。
 屋上に押し倒されて、首を絞められた時。
 不思議と恐怖心はなかったが、美樹は本気で思った。


“消えて無くなればいい”


 悠を、諒を、そして彩に危害を加える、このアヤカシに対して。
 生まれて初めて、自分以外の誰かに対する殺意を持った。
 その時の自分は不思議なくらい冷静で、まるで自分ではないようで。
 殺意を押しとどめる理性も、働かなかった。
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