A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「あたしに・・・能力があったから・・・」


 生まれ付き能力を持っていた事。
 その事で悠と諒は彩を見つけ、一緒にいる事で守ってくれていた。
 もしも、彩に能力がなかったら。
 きっとあの2人にも会う事すらなかっただろう。
 それだけではない。
 自分自身、普通ではない能力を持って生まれた事は、本当に自然な事なのだろうか。
 もしかして、自分の存在自体が不自然ではないのか。
 そこまで考えたら、彩はもう、立っている事もできなかった。
 全身から力が抜けて、その場に膝をつく。


「人間よ」


 アヤカシは、静かに言った。
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