性悪幼なじみの彼女

不機嫌にされる意味がわからん。


「お前が調度良いんだよ。
オレに惚れない女だからな。
それに、本性知られてんのもやりやすい。」

「本性?ああ、その性悪?」

「うるせぇな。
とにかく、お前はオレの言う通りにしてたら良いんだよ!」


イラッ

なんか、一気にイライラゲージが上がった気がする。


「人に物を頼む時はお願いしますだろ!
何様だ、テメェは!」

「あ?んなもん、俺が言ってんだから、当たり前だろーが!」

「知るか!とにかく、他当たって!
あたしは、めんどくさいことは嫌いなの。」


片手をひらひらと振って顔を逸らす。

ほんと、こいつありえねぇ。
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