花と緋色
その後、サイレーンの身柄を拘束し、シャルドネに引き渡した。
「これで、いい。……よかったね。解決した!」
シエリアは明るく笑った。
「あぁ。」
ヴォルフラムは何食わぬ顔で横を通る。
そして、頭に手を乗せた。
「うにゅ。」
シエリアが呻くとわしゃわしゃと撫でる。
「良く頑張った。」
ヴォルフラムに続けて、クラウジアもそう言いながら同じように撫でる。
にこりと笑いながら、フォルクハルトも撫でる。
「いい子だ。」
そう言って、最後にクラリスが撫でた。
「……う、うぅ……あ、ありがとうぅっ」
涙を堪えた様子だったが、ぽろぽろと泣き始めた。
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