人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
それはこの現場に似合わないほどの
嬉しそうな顔で。
「お前らはこのゲームの使い方が分かっていない。
いい加減飽きないか?
だれが裏切ったとか、誰が好きだったとか
そんなことどうだっていいんだよ。
結局残るのは一人だ。
だったら早くみんな死ねばいい。
全壊に自分さえ含まれてなきゃ
すぐに押してやるんだけど、それだと僕まで死んでしまう。
まぁせっかくセンタク者に選ばれたわけだ。
興味のない2人のどっちかを殺すよりは楽しんだ方がいいね、このゲームを」
伊藤くんはそう言うと不敵な笑みを浮かべた。