人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


「次のゲーム……どうなるのかしらね?」


朝起きると小木さんは隣でそう言った。


きっと3人の殺し合いゲームみたいになるんだろう……。

それだけは避けたいと思ったが、


このゲームは最後の一人になるまで終わらないわけだから

避けるのは無理だ。

そう考えるとお互い一緒にいるべきじゃないのかもしれない

だけど今の私にそれは無理だった。


「もう……ゲームの事を考えるのはやめよう?

私達、3人で固まって一緒にいよう」


私が小木さんにそう言うと、小木さんは


「そうね」

と一言そう言った。


相変わらず冷静で、どんな事を考えているのか分からない。

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