偽り彼氏は謎だらけ♡
すーーっごい努力してるんだから。
そこらの女子みたいな生半可なことしてて、私みたいにはなれないからね?
なんて、こんなこと言えるのはひなことハルの前だけ。
だって、そんなこと言ったら私の印象がた落ちじゃない♡♡♡
「そーいえば雅また告白??」
「ん?あぁ、うん」
「けーっ!こんな奴のどこがいいんだよーー!お前らだまされてんぞー!」
ハルが外にむかって叫んだ。
「いーじゃん。雅かわいいし。ひなが男だったら雅と付き合うけどなー♪」
ひなこはわたしに抱きつきながらいう。
「ひなこの方が可愛げあんだろ。」
その瞬間、ボボボって音がしそうなぐらいの勢いでひなこの顔が真っ赤に。
「あれ?ひなこ熱でもあんの?」
ねーよ!ばかやろー。あんたのせいだっつーの!
「ななな、ないよっ!」
かわいいなぁ、ひなこは。
真っ赤になっちゃって。
「そういえば雅、お前生徒会長と別れたってほんとか?」
「うん。三日前くらいかな。」
「そーなんだ…どうして?」
「うーーん。
うざかったかも…。ちょっと、束縛とかさ。
あと、デートとか嫌だった。すっごい疲れるじゃん?
一日中一緒とかごめんってタイプだったかな。」
「「ははは」」
あれ?
ふたりとも顔引きつってますよ~