偽り彼氏は謎だらけ♡


すーーっごい努力してるんだから。


そこらの女子みたいな生半可なことしてて、私みたいにはなれないからね?


なんて、こんなこと言えるのはひなことハルの前だけ。


だって、そんなこと言ったら私の印象がた落ちじゃない♡♡♡


「そーいえば雅また告白??」

「ん?あぁ、うん」

「けーっ!こんな奴のどこがいいんだよーー!お前らだまされてんぞー!」


ハルが外にむかって叫んだ。


「いーじゃん。雅かわいいし。ひなが男だったら雅と付き合うけどなー♪」


ひなこはわたしに抱きつきながらいう。


「ひなこの方が可愛げあんだろ。」


その瞬間、ボボボって音がしそうなぐらいの勢いでひなこの顔が真っ赤に。


「あれ?ひなこ熱でもあんの?」


ねーよ!ばかやろー。あんたのせいだっつーの!


「ななな、ないよっ!」


かわいいなぁ、ひなこは。


真っ赤になっちゃって。


「そういえば雅、お前生徒会長と別れたってほんとか?」

「うん。三日前くらいかな。」

「そーなんだ…どうして?」

「うーーん。
うざかったかも…。ちょっと、束縛とかさ。
あと、デートとか嫌だった。すっごい疲れるじゃん?
一日中一緒とかごめんってタイプだったかな。」

「「ははは」」


あれ?


ふたりとも顔引きつってますよ~

< 4 / 23 >

この作品をシェア

pagetop