偽り彼氏は謎だらけ♡


「雅と付き合えるのはハル君くらいだね」


え?


ひなこ、何を言う気ですか??


「はぁ~!?
 ひなこちゃんなに言ってくれてんの?
 冗談だろ~、まじ無理まじ無理。
 だれがこんな女とつきあえっかよ!」

「ひっひど……。雅そんなに悪くないでしょ…?」


ちょっと、確かに私もそこまでいうかとは思ったけど、ひなこ傷つきすぎだってば。


全く、素直でいいこだ。ひなこは。


「てか、5限ってなんだっけ?」

「集会じゃなかったっけ?
 転校生くるんだって!お友達にならなきゃねぇ♪」

「まじでー!女の子がいーなぁ!」


こいつ……


最低!!!


「ばーか。ばーーーか。ハル君のばか!
 死んじゃえ!女のこにうもれてしんでしまえ!」


ちょ、まって、それってただのハーレムだよ。


「なっなんだよ!
 ほんとにこと言っただけだろ!
 美人だったらねらうし。」


こいつ、ほんとに最低!!!


って、ひなこ泣きそうな顔でかたまってるし、、、


ハルがねらうとか言うからじゃん。


「篠本、ちょっといいか~。」

「あー、いくいく。ちょっとたんま。」

「じゃーな、雅、ひなこ。」

「いってら」

「………。」


あーぁ。


ひなこおこってなんにもいわないじゃん。


しーらない。

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