ふたりのガーディアン
蒼甫君の顔が下へと移動する。


太ももに優しくキスされて、ビクンと身体が跳ねた。


蒼甫君は私の脚をそっと広げると、ゆっくりと唇を近づけてそこに触れた。


初めての甘い刺激に、勝手に声が漏れてしまう私。


蒼甫君の舌がその輪郭をなぞるとゾクゾクして、優しく動かされると身体がもだえてしまう。


「だめっ」


私はたまらなくなって、頭の下の枕をぎゅっと掴んだ。


蒼甫君が這い上がって来て、私を見つめる。


「優月、可愛い。大好きだよ」


上気した顔の蒼甫君を見ると、キュンと胸が音を立てる。


そんな私に優しくキスをする蒼甫君。


そのキスがあまりに甘くて溶けそうになっていたら、突き抜けるような感触が身体中に走った。


いたずらに私を翻弄する蒼甫君の指。


蒼甫君は私の顔をしっかり見ながら、怪しく指を動かす。


その動きに合わせて、いけない音が部屋中に響き渡る。


感じた事もない快感が私の全身を駆け巡って、身体の中心が熱く疼き始めた。


「優月、感じやすいみたい。多分大丈夫だと思う。だから、いい…?」


甘えたような顔をする蒼甫君。


「蒼甫君…」


「優月、可愛いすぎる。もう俺、我慢出来ない」


そう言うと、蒼甫君は私の脚をさらに広げた。
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