ちょこれーとぼーい(♂)












 「はぁ〜…。」とため息が漏れる。




 志麻にぃと高嶺くんは耳元で

 なにか話してるみたい。



 そんな光景も私には輝いて見える。






 心を落ち着かそうと右ポケットから

 1口サイズのチョコレートを取り出して口に含む。



 …やった。ミルクチョコだ。


 丁度ビター味よりミルク味の甘さを

 私は求めていた。





 ……そういえば

 …いまふと思ったけど


 高嶺くんって"ビターチョコレート"みたい。



 苦いはずなのにチョコレートだから甘い。



 それを高嶺くんバージョンにしてみると

 "生意気な年下のくせに大人っぽい"。


 うん。やっぱりビターチョコレートっぽい。



 涼太はおこちゃまだから"ミルクチョコレート"

 志麻にぃは…………"ブラックチョコレート"。



 ビターチョコを手に取り出して眺めていると


 話し合いは終わったみたいで

 志麻にぃの顔は流石にイケメンでも

 気持ち悪いとおもうぐらいに

 にやついていた。






 「美優。良い知らせや。」



 「良い知らせ??。」

 「ちゃんと聞くんやで??。」





 ……志麻先生。

 嫌な予感しかしません。









< 43 / 274 >

この作品をシェア

pagetop