ちょこれーとぼーい(♂)
「はぁ〜…。」とため息が漏れる。
志麻にぃと高嶺くんは耳元で
なにか話してるみたい。
そんな光景も私には輝いて見える。
心を落ち着かそうと右ポケットから
1口サイズのチョコレートを取り出して口に含む。
…やった。ミルクチョコだ。
丁度ビター味よりミルク味の甘さを
私は求めていた。
……そういえば
…いまふと思ったけど
高嶺くんって"ビターチョコレート"みたい。
苦いはずなのにチョコレートだから甘い。
それを高嶺くんバージョンにしてみると
"生意気な年下のくせに大人っぽい"。
うん。やっぱりビターチョコレートっぽい。
涼太はおこちゃまだから"ミルクチョコレート"
志麻にぃは…………"ブラックチョコレート"。
ビターチョコを手に取り出して眺めていると
話し合いは終わったみたいで
志麻にぃの顔は流石にイケメンでも
気持ち悪いとおもうぐらいに
にやついていた。
「美優。良い知らせや。」
「良い知らせ??。」
「ちゃんと聞くんやで??。」
……志麻先生。
嫌な予感しかしません。