ちょこれーとぼーい(♂)
携帯を耳元から離して真っ暗な画面に
電源ボタンを押して携帯に光をつける。
すぐにでた画面はロック画面だ。
眠たい目を左手でこすりながら右手で
パスワードを入力してロック解錠する。
「っ!!!。」
…着信者は意外な人。
画面には"通話中"の下にある名前には
"高嶺悠馬"
という字が書かれている。
「…高嶺くん……。」
あの後、志麻にぃに
"連絡先ぐらい知っとけ"
と言われたけど"あの"高嶺くん自身が
自ら進んで私に連絡先を教えてくれた。
あまりにも嬉しくて庶民で
高嶺悠馬の連絡先を知ってるのは
私だけだろうっと
優越感に浸っているといつの間にか
制服を着たまま寝ていたみたい。
それなのに涼太の名前を呼んでいた。
だから怒ってるのか今だに黙ってる。
ってかまさか高嶺くんから
電話がかかってくるなんて
思いもしなかったもん。
目頭が熱くなり涙を浮かび
「……高嶺くん。」
と何度も名前を呼んだ。