ちょこれーとぼーい(♂)








 携帯を耳元から離して真っ暗な画面に

 電源ボタンを押して携帯に光をつける。



 すぐにでた画面はロック画面だ。



 眠たい目を左手でこすりながら右手で

 パスワードを入力してロック解錠する。




 「っ!!!。」




 …着信者は意外な人。






 画面には"通話中"の下にある名前には


 "高嶺悠馬"


 という字が書かれている。







 「…高嶺くん……。」





 あの後、志麻にぃに

 "連絡先ぐらい知っとけ"


 と言われたけど"あの"高嶺くん自身が

 自ら進んで私に連絡先を教えてくれた。




 あまりにも嬉しくて庶民で

 高嶺悠馬の連絡先を知ってるのは

 私だけだろうっと


 優越感に浸っているといつの間にか

 制服を着たまま寝ていたみたい。





 
 それなのに涼太の名前を呼んでいた。



 だから怒ってるのか今だに黙ってる。




 ってかまさか高嶺くんから

 電話がかかってくるなんて

 思いもしなかったもん。





 目頭が熱くなり涙を浮かび


 「……高嶺くん。」

 と何度も名前を呼んだ。








< 52 / 274 >

この作品をシェア

pagetop