ちょこれーとぼーい(♂)












 「……仕方がない妹やな〜。」







 静まった空気を破ったのは

 志麻にぃだった。




 髪がくしゃくしゃになるまで撫で回し

 くしゃくしゃな姿を見て

 「あはは。」と笑っていた。




 ……良かった。いつもの志麻にぃだ。







 「ほらっ。今から行くで。」

 「行くって?!。」



 「━━━━…俺の実家。」





 志麻にぃはテーブルに置いていた

 車の鍵を取り炬燵から体を出す。




 ……志麻にぃの実家??。


 なんで??

 なんで???。 




 頭の上に"?"を出していると

 私の手のひらをぎゅっと握ってくれた。






 「ええから。ええから。」




 家から出ると

 志麻にぃにされるまま

 車の助手席に座らされ

 ドアを閉められる。








 
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