アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
「彩月ちゃん…」
私を呼ぶ声に振り向けば…
「あ、小野田さん…」
「お疲れさま、
いやぁ~、俺が新郎役やらなくって良かったよ」
「え? どうしてですか?」
不思議に思って、首を傾げると…
「俺より若い、あんなイケメンくんじゃ、
俺は、太刀打ちできないよ、全く…
彼…彩月ちゃんの、彼氏なんだね?」
う…答えに戸惑ったけど、
「あ…はい…」
そう応えて思わず、視線を足元に移す
「今朝、彼がココに来てさ、真剣な顔で、言われたよ
ずっと、10年以上、想ってきた君を
例え、本当の結婚式じゃなくても、他の誰かが隣にいるのは、辛いから
代わって欲しいってね…
今まで、苦しんでいた君をこれを機に、幸せにしたいから…って
頭下げて、懇願されたんじゃ、俺も、折れるしか、ないだろ~?
キレイな君を間近でみられなかったのは、残念だったけどね…」
航…
そこまで、私のコト、考えてくれてたんだね…
「す、すみません…なんて、お詫びしたらいいか…」
「いや、そんなつもりじゃないけど…
彩月ちゃん、彼氏と、幸せになるんだよ…
だけど、もし、辛くて、泣くコトあったら、俺んトコ、すぐおいで…
彩月ちゃんなら、大歓迎だよ」
顔は笑ってるけど、小野田さんの瞳は真剣だった
「あー、それは、たぶん、無いですから…」
私の後ろから、航の声が聞こえた
「航…」
「小野田さん、
今回は、本当にありがとうございました そして、すみませんでした」
深々とお辞儀する航
「いや、そんな謝らなくてもいいよ
その代わり、また、2人で店に来いよな…」
「えぇ、もちろんです ありがとうございました」
私も、小野田さんには、
お世話になりっぱなしだったから、感謝をこめて頭を下げた
そして、航の手を握り、2人で控室に戻った