アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
午後からの仕事に
接客の予定が入ってなくて良かった
こんな精神状態じゃお客様に迷惑かけるところだったもの
もう1つの市内の店舗と市外の店舗への用事の帰り道、
いつも行くカフェで休憩しようと駐車場に営業車を停めた。
ドアを閉めて、ロックすると
「古宮さん?」
私の名前を呼ぶ声が聞こえたので振り向くと
シルバーの高級外国車の窓から顔を出す人が…
「あ、小野田さんっ」
私だとわかった小野田さんは運転席を降りて
車にロックをかけ私に近付いてきた。
「もしかして、ココに入るのかい?」
カフェの建物を指さす。
「えぇ、ちょっと休憩しようと思って…
ココ、よく来るので」
「俺も、一緒させてもらっていいかい?」
「えぇ、いいですよ」
小野田さんが先に歩きカフェのドアを開けてくれる
そのスマートな振る舞いが大人の男性を感じさせる
明るい窓際に私をエスコートしてくれる仕草も大人の余裕が漂う。
わぁー…
やっぱり、違うんだなぁ…