和田菜月物語
「ねぇ菜月」
未来が私の所に来た。
そして不安そうな顔で聞いてきた。
「前田君と由紀ちゃんって何かあるの?」
「…どうしたのいきなり?」
「いや…。さっき春樹が…」
「西山が?」
「あの…。実は…」
未来が何かを言おうとした時
「知って得する事か?」
と、誰かが言った。
「えっ…?」
振り返ってみると
そこには高島が居た。
「相川…じゃなくて高島君?」
「せなで良い」
「じゃあせな…君で」
「…。まぁ良いか」
私はそれを見て何故か笑ってしまった。
その時高島がこっちを見た。
「何!?」
私は驚いて聞いてみると
「お前もだぞ」
そしてニカっと笑った。
「えっ…?」
「ちゃんと呼べよ菜月」
「菜月って呼んだ…」
私は顔が赤くなった。
そしてせなは未来を見た。
「聞いたんだろ?」
「えっ…?」
「西山のセリフ」
「…せな君も?」
「俺は地獄耳だから」
「そうなんだ…」
「あんまり首突っ込まない方が良いぞ」
「えっ?」
「前田は翔子のためだったら何でもする奴だからな」
そう言ってせなは部屋から出た。
この時
私は素直にせなの言う事を聞くべきだった。
未来が私の所に来た。
そして不安そうな顔で聞いてきた。
「前田君と由紀ちゃんって何かあるの?」
「…どうしたのいきなり?」
「いや…。さっき春樹が…」
「西山が?」
「あの…。実は…」
未来が何かを言おうとした時
「知って得する事か?」
と、誰かが言った。
「えっ…?」
振り返ってみると
そこには高島が居た。
「相川…じゃなくて高島君?」
「せなで良い」
「じゃあせな…君で」
「…。まぁ良いか」
私はそれを見て何故か笑ってしまった。
その時高島がこっちを見た。
「何!?」
私は驚いて聞いてみると
「お前もだぞ」
そしてニカっと笑った。
「えっ…?」
「ちゃんと呼べよ菜月」
「菜月って呼んだ…」
私は顔が赤くなった。
そしてせなは未来を見た。
「聞いたんだろ?」
「えっ…?」
「西山のセリフ」
「…せな君も?」
「俺は地獄耳だから」
「そうなんだ…」
「あんまり首突っ込まない方が良いぞ」
「えっ?」
「前田は翔子のためだったら何でもする奴だからな」
そう言ってせなは部屋から出た。
この時
私は素直にせなの言う事を聞くべきだった。