和田菜月物語
前田が話し終わると亮磨は笑いだした。

「何がおかしい!?」

「だって変じゃねぇか」

「はっ!?」

「何で俺の幸せを勝手に決められるんだよ」

「えっ…?」

「俺の幸せは俺が決める事だ!!」

「大川…」

「世界は俺中心に回ってるんだよ!!って言う考えはやめろよ?」

大川の言葉は前田の心に響いたんだ。
前田は少しだけ笑ったんだ。

この時二人の間に友情が芽生えたんだ。
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