王子様たちのひまつぶしっ!?
「て言っても、陸はサッカー部で鍛えてるし、理人も意外と運動できるから平気そうだったんだけど。陸は二人の付き添いだし、理人はお腹すいて動けないって。」


理人君…。マイペースだからなぁ。


「理人君ってー…」


「あ、待って。じっとして」


海斗が私の肩に手を置き、真っ直ぐ見つめてくる。


「っ!?」


重なりあう視線。


至近距離から見た海斗の顔は、今更ながらやっぱり完璧に整っている。


まつげ、長いなぁ。


鼻も高いし、唇もー…


って変態かっ!私はっ!
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