もう一度抱いて
そのあたたかい感触は、キョウセイの大きな手だった。


その手は優しく私の頭を撫でている。


次第にその手はサイドの髪へと移り、


髪に細長い指を何度も通している。


キョウセイ。


一体、何してるの…?


何でこんなこと…?


ドクンドクンと心臓の鼓動が速くなり、狸寝入りがバレないかと心配になってしまう。


しばらく優しく撫でられた後、その大きな手が、私の左頬を包み込んだ。


あまりに優しい、そのあたたかい感触に、息が止まりそうになる。


本当にどうしたんだろう。


これじゃ目を開けられないよ。


そう思っていたら。


次の瞬間。




私の唇に




柔らかくてあたたかいものが




そっと触れた。
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