もう一度抱いて
思わず瞼がピクンと動く。


これは間違いない。


キョウセイの唇の感触だ。


私の唇に今。


キョウセイの唇が触れている。


それは優しく触れては離れ、触れては離れを繰り返す。


あぁ…。


あの時と同じだ。


優しくて、とろけるような、甘いキス。


頭の中が真っ白になって。


思わず抱きついてしまいたくなる。


キョウセイの頭に両腕を回して、このままこのキスに溺れたい。



あの日みたいに。



熱く。



狂おしく。


< 193 / 479 >

この作品をシェア

pagetop