君色のセカイ


ん…消毒液の匂い…

ここどこ…?



「沙莉?沙莉!!」


「んー…?蒼…志…
ここどこ?」


「保健室だよ。
沙莉いきなり倒れてさ…俺が連れて来たんだ
覚えてないか?」


あ…そうだ…

あの後いきなりめまいがして…


「ごめんね…心配かけちゃって」



蒼志が眉間にシワを寄せて心配そうな顔していたので申し訳なさそうに言った。



「いや、俺は大丈夫だ。」



いつもの笑顔を見せてくれた蒼志。

本当にごめんね…



「じゃあ先生呼びに行って来る。
ゆっくりしとけよ」


「うん…」


そう言って蒼志は保健室を出て行った



あの人は…優斗は…









< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop