禁域―秘密の愛―【完】
「………瞳」
キスをした後、巧はゆっくりと私を離すと、何かを私に握らせた。
「………?」
何だろう?紙のような感触だけど………。
「手を開けて?俺が瞳を呼び出したのは、このことなんだ」
「う、うん?」
私は期待を胸に抱き、手を開いた。
そこにはーーー
「!ーーーすごい!」
私がずっと、行きたくてたまらなかったプラネタリウムのチケットだった。
私は星や、花といった綺麗な自然のモノが大好きだ。
今回も数ヶ月前、近くにプラネタリウムができたのを知り、すごく行きたいと思っていた。
けれど、そのプラネタリウムというのがかなりの評判で、なかなか入れなかった。
「瞳、前ここ行きたいって言ってただろ?」
巧は、驚く私を見て笑う。
「うん!だけど、まさか前売り券なんて………手に入れるのかなり難しいって噂があったのに」
「まあ、それはそうだな。だから、その俺の苦労を労ってくれ。
………日曜日、どうだ?一緒に出かけないか?」
「うん、出掛ける!絶対だよ!」
ああ、もう………すごく嬉しい!