禁域―秘密の愛―【完】
「瞳ちゃん!また、巧と来てくれないかい?」
そして時間も遅くなったので、おばあさんの家からお暇しようとした時だった。
「えっ?」
「ほら、私の孫は巧しかいないだろう?実は、巧と同じ年の女の子とも喋ってみたかったんだよ。瞳ちゃんといると、何だか落ち着いてねえ」
「おばあちゃん………」
赤の他人にそこまでほめてもらった経験のない私は、嬉しくて仕方がなかった。
だから、思わず
「いいよ!おばあちゃんが喜ぶなら、私、また来るね!」
そう笑顔で言ってしまった。
おばあさんと話したいと思ったのと、誰かに必要とされたことが嬉しかったから。
「綾瀬………、良いのか?」
「うん、もちろん!って、あ………」
私、孫の桐谷君の許可もとらないでまた勝手に………っ!
「ご、ごめんなさい、桐谷君!私また勝手に………」