禁域―秘密の愛―【完】
ーーーー翌日。私は………何とも言えない、暗い気持ちのまま学校に行った。
巧、どうして………どうして、連絡くれなかったの?
公園に来なかったの…………?
そんな気持ちばかり溢れて、どうしようもなかった。
「おはよう….……」
そして、私は愛ちゃんにできるだけの笑みを浮かべながら挨拶した。
…………巧はまだ、来ていなかった。
「………瞳?」
案の定、愛ちゃんは怪訝そうな顔を浮かべる。
………やっぱり、ばれたかな?私が今、様子がおかしいこと………。
「………今日、いい天気だね。………くしゅんっ!」
ああ………駄目だ。昨日の夜のせいで完全に風邪ひいちゃったよ……。
「ちょっと……大丈夫?ていうか、瞳………なんか元気無くない?」
「そうかなぁ………?」
愛ちゃんの表情が険しくなる。やっぱり……愛ちゃんに隠し事はできないよ。
愛ちゃんのその表情を見て、彼女が今の私の本当の気持ちを悟っていると分かった。