禁域―秘密の愛―【完】


そして、私達が着いたのは………


「ここは………?」

大きな黒い鉄製の門に………まるで、アメリカのホワイトハウスみたいに広いお屋敷。

表札には"桐谷"と書いてある。



ここは………巧の家だ………。



巧は、インターホンを押すと何やら機械の声の指示に従って暗証番号らしきものを言う。そして……その重たそうな門が開いた。

「………行くぞ」

「えっ……」

巧に腕を引っ張られるまま中へ入っていく。広すぎる大きな玄関が私たちを迎え、そのすぐ側にあった大きな階段を登り、廊下の右の突き当たりにある部屋へと入った。

部屋の奥中央に大きな黒のベッド、その先には木製の勉強机に横隣には沢山の難しそうな参考書、本、小説が入っている本棚。

黒のベッドと勉強机の間には小さな円机がありCDや飲みかけだろうと思われるコーヒーカップが置きっぱなしになっている。

ここは………巧の部屋だ。


「巧……?」


どうして………私をこんな所に連れてきたの?

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