禁域―秘密の愛―【完】


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そして、月日は流れ………8月。夏休みに入った。

と言っても、夏休みは受験に向けての補講授業ばかりで、お盆休みが明けてからは後期の補講が始まる。


この夏休みは………受験勉強だけじゃない。私にとって特別な休暇期間になる。

そう………巧と旅行に行く月。

そして………それが、



「8月……5日」



私は自分の部屋のカレンダーをめくった。

いよいよ………明日だ。

巧に別れを告げられたのは、5月だった。
だけど………私達は旅行をどうしてもしたかった。そのためには長期休暇が必要で………今の時期になったんだ。

巧は、家から承諾を得てあると言った。

それまでも、もちろん私達は残された時間を惜しむように色んな場所に行き時間を共有した。

巧のおばあちゃん家も頻繁に行ったし、学級花壇も一緒に手入れしたし………公園で私が作ったお弁当を持ってよくピクニックもした。

遊園地にも行った。夏祭りも一緒に行って花火を見て………

私達は、それは沢山沢山思い出を作ったんだ。






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