禁域―秘密の愛―【完】
「あぁっ…………た、くみっ………」
「瞳………好きだ、瞳……」
「んんっ………!」
全身に巧を感じる度に………もっと、巧に触れて欲しいと身体が叫ぶ。
「た、くみ………」
私は、巧の汗ばんだ背中をギュッと………両腕で抱きしめた。
「お願い………。もっと、抱きしめて………。私に触れて………」
「………そんな事言われたら………、俺、お前の事どうするかわからないぞ………。きっと、めちゃくちゃにする………」
「それでも良いの…………。めちゃくちゃにしてもいいから………巧が私を好きでいてくれた証を……この身体に刻んで………?」
この先、巧がいなくても………ちゃんと生きていけるように。
巧が、私を愛した証をーーーー。
「っ、瞳っ………!」
「あぁっ…………!」
巧が、その瞬間、私の中を一気に貫いた。
「っ、あっ………んぁっ………!」
激しく動いてくる巧を全身で感じる………。
痛みも同時に伴ったけれど、それと同時に感じたのは
「瞳………、好きだ………ずっと、ずっと」
「たくっ………っ、んぅっ………」
「俺には……、お前だけだ……」
痛みも、安らぎに変わるような………大きな巧の愛。
「っ、巧………わた、し、もっ……」
私は、意識が朦朧とする中……
「好き………。巧のこと大好きだよ…………」
何度も何度も………巧にそう言った。
ーーーー世界で何者にも変えられない愛しい人だから。
きっと………これからも。