禁域―秘密の愛―【完】
私は、巧にしがみついた。
ーーーーもう、二度と巧に触れることが許されないのなら今……触れていたい。
私の身体の中に………いつまでも巧のことを刻んでおきたい。
最後なんだから…………。
「…………瞳」
「ーーー………巧」
私は顔をゆっくりと上げた。
巧の…………綺麗な瞳と目線が合った。
ーーーーその時は、一瞬だった。
「………んっ………!」
一気に巧は私の唇を奪うと…………私はベッドの上に押し倒された。
「瞳………瞳っ………」
「っ、巧っ………」
私達はまるで、何かに急かされるように…………お互いの服を脱がし合い、その肌を抱きしめあった。
前にも一度、こういうことがあった。
けれど…………あの時とは、比べものにならないくらいーーーー
「………っ、あ、ん…………っ」
巧が私の身体に触れる事に、喜びを自分で感じているのが分かる。
この熱を………いつまでも離したくないと、まるで全身が叫ぶかのように、触れられるたびに身体が反応する。
それは…………きっと、二人の気持ちが同じだからーーーー。