禁域―秘密の愛―【完】
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それから私は、おばあさんに会うため、頻繁に桐谷君と私の最寄り駅で会うようになった。
学校では、クラスメートがいるので、まだ話せない。
けれど、2人きりだと色々と話せた。
桐谷君は、実家の事で忙しく、特定の部活には入っていない。
しかしスポーツ万能なので、試合の時、様々な部活動から助っ人として声がかかるらしい。
好きな料理は和食全般。
お休みの日は大抵おばあさんのお世話をしに行くか、図書館で勉強をする。
時々、近くの屋内プール場に、趣味である水泳をしに行く。
そのような色んな話をする度、様々な表情をする桐谷君が新鮮だった。
そして………、その度に桐谷君に惹きつけられた。
「アンタ達、来る度に夫婦みたいになってるねえ」
そして、おばあさんにそう言われた時はびっくりした。
けれど、どこか嬉しかった私がいた。