禁域―秘密の愛―【完】
私のそんな気持ちとは裏腹に、鳴り続ける呼び出し音。
あぁ…………もうどうしたらいいの?
でも、ここまで電話を掛けといて切ったら逆に不審に思われる…………!!
『ーーーーはい、園屋です』
で、でたッ……………!?
「ど、ど、ど、どうしよう…………!!」
私は小声で愛ちゃんに相談する。
愛ちゃんはそんな私を見てはぁっとため息をつくと
「もう!あたしに借してみなさい!」
私のスマホを再び奪った。
ス、スマホの強制連行…………!!
「あーーーー、もしもし?すみません、突然失礼します。私、綾瀬 瞳の友人の関口という者ですが。あ、これ瞳のスマホなんですけどね?瞳がーーーー」
『綾瀬さん………!綾瀬さんが俺に?』
愛ちゃんが言う前に、園屋さんが何か言っているのが聞こえた。
「え、ええ。そうです。電話代わりましょうか?ちょっと待っててください」
愛ちゃんはそう言うと私にスマホを手渡した。
「ち、ちょっと………!」
「なんか、めっちゃ瞳の名前だしたら食いついてきた。相当、瞳に連絡つけたかったんじゃないの?」
そう言ってイタズラっぽく笑う愛ちゃん。