禁域―秘密の愛―【完】
…………今までとは、違う感情。
それがあるのはまだ小さくても…………きっと、間違いない。
"そして、幸せに"
「…………っ」
巧……………。
あなたが、私に告げた幸せは…………あなた以外の人と時を歩んでいく事も含まれてたんだ。
だから、毎日がどんなに充実していようと私は空虚感に悩まされていた。
だから…………
「…………うん。ありがとう、愛ちゃん。私、園屋さんに会う…………」
今度こそ巧や…………愛ちゃん達が願っている幸せのチャンスを自分の手で掴むんだ。
「うん!本当に恋愛に関しては………後悔しないように行動するのが一番よ」
「愛ちゃん…………?」
気のせい…………かな?
さっきは、自分のことで精一杯だったから気が付かなかったけど、愛ちゃんがどこか、そう言った途端寂しげな表情をしたのは…………。