禁域―秘密の愛―【完】


車に乗っている間、私は園屋さんについて色んな話を聞いた。

園屋 優斗。次期、園屋物産の社長で、現社長の一人息子。今は、園屋物産の部署にいながら、少しずつお父さんから経営のノウハウを学んでいるらしい。

趣味は、小学生の時からやっている、テニスと映画鑑賞。

そしてーーーー


「近くに従姉妹が住んでる。まるで、妹みたいなね。綾瀬さんと同い年なんだけど、婚約者がいるんだ。まぁ、感情としては本当に兄に近い感じだから自分のことのように嬉しいんだよな」

「そうなんですか」

「うん。その婚約者ってヤツもこれまた、超イケメンでさ。しかも頭脳明晰、礼儀作法ばっちりの超人ときた。まぁ、俺には負けるけどね?でもきっと………従姉妹を幸せにしてくれると信じてる」




ーーーーかなりの、従姉妹思い。




「本当に、従姉妹さんのこと大事なんですね」

「うん、そりゃあね。彼女だけは俺の中で特別だったさ。何てったって俺の母親の妹の娘だ。俺と同じような思いを昔からしていたから」




< 288 / 714 >

この作品をシェア

pagetop