禁域―秘密の愛―【完】


「ど、どうして?」

「あのね、瞳ちゃん!瞳ちゃんは変な所で鈍いから言うけど、男が女を自分のマンションに誘うなんて、どんな口実であれ、身体目的の可能性が高いの!
…………っ、しかもそれが、付き合ってない男女だとしたら…………遊ばれる可能性だって……否定できない。だって、やっぱり変よ!付き合ってないのに、自分の部屋に誘うなんて」

「そ………うなの………?」

「…………もしかしたら、今までのことだって堅物な瞳ちゃんにどうしても手を出したくなってしていた行動なのかもしれない…………。彼の過去を聞いたらそんな考えがあってもおかしくないわ…………」

かれんちゃんの度重なる言葉に………私は頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けた。

「そ………んなこと」



本当に………あるの?



でも………そう考えたら、今までのことが全て辻褄が合う。

「………っ」

どうして………やっと、見つけた人だったのに。

そんな悲しい可能性も残されていたなんて…………。



優斗さん…………、私どうしたらいいの?




あなたを、どう思えばいいの?





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