禁域―秘密の愛―【完】
「まあ、さ。瞳は、凄く可愛いから襲いたいのは山々なんだけど………」
優斗さんはそう言うと、私の頬に軽くキスをした。
「大事にするって決めたから。簡単に、襲ったりしない。瞳は………今までのどの女とも違う。ただ性欲を満たすための女じゃない。俺の大切な彼女だ。だから、さ」
そう言うと、優斗さんは笑って"リビングに行こうか"と言ってくれた。
「優斗さん………」
柔らかなその笑顔から優斗さんの気持ちが凄く伝わってくる。
嬉しい。本当に、嬉しい…………。
優斗さんにそのまま促されリビングに着いた。やっぱりここも凄く広い………。
「座っといて」
優斗さんにそう言われ、私は恐る恐る黒のソファーに座った。凄くふかふかだ…………。
そして優斗さんは台所でコーヒーを沸かす持ってきてくれた。
「瞳、コーヒー大丈夫だったよね?」
「あ、ありがとうございます………」
「うん。じゃあ、ちょっと見せたいものがあるから、それを部屋から取ってくるからゆっくりしてて。後、晩ご飯は食べた?瞳?」