禁域―秘密の愛―【完】
「あ………」
「全く………!瞳は、一人で何でも解決しようとするから………!
ていうか、頼ってよね!あたしを!何のために瞳の親友やってると思ってるの?
ただ馬鹿やったり、遊びに行ったりするだけじゃないんだから!
瞳が辛い時にサポートするためにっていうのもあるんだから!
本当に瞳は………、一人じゃないんだって何でわかんないかな………?」
「っ、私………」
愛ちゃんの必死で訴えかけてくるような言葉に、何も言えなかった。
お荷物になりたくない。それが、私がいつも思うこと。
何も取り柄がなく、地味な私が仲良くしてくれる人にできることなんて、きっとそれくらいだと思っていた。
愛ちゃんにしろ、桐谷君にしろ………。
「ごめんね………。愛ちゃん………」
なのに愛ちゃんは、私のために心配するのが当たり前だと言った………。
それは私にとって、とても新鮮で、そして救われた言葉だった。
一人で悩まなくていいんだ…………。
「愛ちゃんっ………!」
そしてその愛ちゃんの思いは私の涙腺を爆発させた。