禁域―秘密の愛―【完】
「………どんなに、足掻こうともう二度とお前を離してやらない」
「………っ、えっ………」
「ーーーー…………俺のものだ」
巧が耳元でそう囁く。
ーーーーやだ………。身体が凄く熱い…………。
「もう二度と………お前を離さない。瞳………、俺は、どうしようもないほどお前の事が好きだと思い知らせてやる………」
「っ、あっ………」
耳元で囁かれる巧の甘い声色と言葉に………私の力は抜けそうだった。
……………侵される。
巧の熱に………………"禁域"の歯車に、私は侵されるーーーー。
「………っ、巧っ………」
…………それでもいいと、思った。
あなたを愛せるのなら…………気持ちが通じているのなら。
もう二度と別れることが無いのなら……………
「…………私も巧の事が………誰よりも好き…………!」
行く先が、"禁域"だとしても堕ちていけるとーーーー。