禁域―秘密の愛―【完】
「身体は………大丈夫か?」
私を抱きしめながらそう言う巧。
心配してくれてるんだ…………。
「うん………平気!それに私、」
あんなに巧に抱きしめられてーーーー、目一杯愛されて…………
「昨日は…………幸せだったから」
そう巧に微笑んで言った。すると、巧は目を見開きどこか戸惑ったように笑う。
「本当にお前って女は………。この状況で俺をこんなにも惑わすとはな…………」
「えっ………?んっ………」
返事をする間も無く私は巧に、唇を奪われていた。
すると首筋に……甘い刺激がはしり、巧は私の下半身を再び弄る。
「……んっ……ふっ……あぁ………っ!」
「そんな事言われたらもう一度、瞳を抱きたくなる…………」
「たく、っ………んっ、 あんんッ………!」
巧はそう言うと私にキスをして、私の胸を揉みしだきながらますます激しく私の中をその手で侵していく。
「………っ、はっ………!や、あぁっ」
「瞳…………もう一度、お前を抱きたい」
巧に耳元で囁かれ、昨日あれほど愛された私の身体は簡単に疼いていくーーーー。
「うん…………。離れてた分…………私をもっと愛して?巧…………」
私は、巧の頬を手の平で包みながらそう言った。
「…………ッ、瞳ッ………!」
「あぁッ…………!」
巧は、私がそう言うと途端に私を上から再び組み敷き、朝の光が差す中ーーーー、私はもう一度愛された…………。