禁域―秘密の愛―【完】


「そうね〜。やっぱり学校じゃ告白しにくいよね。一部の桐谷君ファンが邪魔するかもしれないし………。
瞳、桐谷君と外で会う予定とかないの?」

「外?」


外といえば、私ーーー

「ああっ!そうだ………!私、今週の土曜日に桐谷君と出かけるの………!」

あの時、花壇の前でした約束。
色々あったから、かなり日程が延びてしまったけど、今週の土曜日、ついに2人で出かけることになった。

本当は、そのことで愛ちゃんに色々相談にのってもらおうと思って、買い物の後、ドーナツ屋さんに誘ったんだ。

だけど、愛ちゃんの告白トークに押されてすっかり言い忘れてた。

「え!?何それ何それ!?聞いてないよ!デートじゃん!どっちから誘ったの!?」

愛ちゃんはここぞとばかりに、一気に興奮し始めた。

「え、ええと………、桐谷君から」

私は依然としてそんな愛ちゃんに押されながらも答えた。

「ひゅーーーっ!やるじゃん、桐谷君!やっぱり、これは絶対脈アリよ!もう土曜日に告白しちゃえ!」

「ど、土曜日っ………!?」

って………、あさってだよ!

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