禁域―秘密の愛―【完】
「あ、た、くっ…………ッ」
「………今すぐに瞳が欲しい」
「で、もっ………まだ私、シャワー……ッ!!」
「そんなものいらない」
私が言い終わるのを待たず巧は私の首筋に顔を埋め、私のワンピースのファスナーを外した。
途端に私は下着姿だけになる。
「………あぁ、っ………!」
直ぐにブラジャーも外され、巧は激しく私の胸を揉みしだき、その舌で先端を侵していく。
「っ、はっ………や、ぁあ………!」
それだけで、さっきから熱をもっていた私の身体は抵抗する術もなく簡単に巧を受け入れる………。
ーーーーー明日、また私の元を離れる巧を、どうしても今日求めずにはいられなかった。
きっと、巧もーーーー…………
「ッ、あぁ………んっ!」
そう思った瞬間、すでに充分に潤った下半身に下着から手を入れられ思考が止まる。
「感じろよ………瞳。俺を、俺だけをもっと求めろ」
「た、く………んっ、あ、あぁんっ………!!」
一気に巧に感じる下半身の箇所を迫られ、立ってられなくなった私はその場に崩れ落ちた。
「は、んぅ………っ」
そんな私に巧はまたキスを落とした。 そして、私の手を更に引き、ベッドへと連れて行く。