禁域―秘密の愛―【完】
「うん………」
ーーーー巧、 やっと………やっと、あなたとの未来が願えるところまできたよ。
それが、心から嬉しい。 あなたの胸でその幸せを噛み締められる事も………。
「良かったねぇ、巧、瞳ちゃん」
「二人共………頑張ったわよ。 ね、優斗君」
「………あぁ。そうだな」
そんな私達を、おばあちゃんと朝香さん、そして………優斗が見守ってくれていた。
「皆さん………ありがとうございます。 特に、優斗達がおばあちゃんを連れて来て、応援を貰えたからから………私は巧のお父さんと向き合う事に勇気を持てた………」
「ありがとうございます………」
私達は、そう言うと二人で頭を下げた。
「………顔をあげろよ、二人共」
「優斗………」
「これからが大変だぞ? ………二人のどちらかが課題をクリアしなければ瞳は俺がもらう。 その事実は変わってないからな」
「分かっています………。 だから、俺には挫ける時間や怠ける時間なんてありません。 瞳を心から欲してるのは俺も同じです。そして………瞳も必ず課題を達成すると信じています。な?瞳」
巧にそう尋ねられ、私は大きく頷いた。
優斗はそれを見てまたどこか寂しげに微笑んだけれど、"頑張れ"と言いポンと私の頭を優しく叩いた。