禁域―秘密の愛―【完】
そして、 コンテスト当日の日がやってきた。
『頑張ってね、瞳ちゃん!』
『応援してる』
「ありがとう………、 かれんちゃん。 藤咲君」
スカイプで、私は、かれんちゃんと藤咲君と話をしていた。
「かれんちゃんも………、 身体には気を付けて。 安静にね? 可愛い赤ちゃんのために」
『うん、もちろんよ。元気な子を産むから! ありがとう、瞳ちゃん』
かれんちゃんはそう言って嬉しそうに、藤咲君の肩にもたれかかっていた。
現在、藤咲君とかれんちゃんは結婚をして2年目。 今年、見事、かれんちゃんは第1子を授かった。
そして、かれんちゃんは妊娠を機に医療事務の仕事を辞め、 藤咲君は見事、大学病院の内科の医師になった。
藤咲君は、身体の弱いかれんちゃんのサポートを心身共に粘り強く行なっている。 医師になったのも、身体の弱いかれんちゃんを支えたいというのがきっかけだった。
本当にお似合いの二人だな、と思う。
「はぁ〜、良いわね。 藤咲君。 あの懐の深い感じが」
「またまた、愛ちゃんってば………」
そして、かれんちゃん達との通話が終了した後そう呟いたのは………愛ちゃんだった。