ディスオーダー【短編集】
23 → 無視
「おはよー!」
教室に入るのと同時に挨拶をしても、みんなは返事をしない。
だれもがみんな、私を無視する。
「あははは!んもう!みんなったら!やだなぁ、無視は……悲しいなぁ……」
だんだんと声量が小さくなっていく。
毎度のことながら、やっぱり悲しいな。
私は肩をガックシと落とし、自分の机へと向かう。
どうやら私はイジメを受けているらしい。